インストールマニュアルが意味不明:国税庁の年末調整控除申告書作成用ソフトウェア(プロトタイプ版(Ver.0.9))

年末調整の電子化が叫ばれていますが。正直年末調整は廃止か簡素化すべきだと思います。中小企業への負担が馬鹿にならない。

今般の電子化も大企業ならいざしらず「中小企業の従業員さんにアレを求めるのは無理がある」と感じる。

と愚痴を言っていても仕方ないので、年末調整ソフトのプロトタイプを試してみましたが。

「私の見方が悪いのか?あのマニュアルで普通にインストールできると思えない」

なんとかインストールしましたが。

国税庁では下記のように書いているので、ソフトウェア開発者だけが使うものではないはず。

***********引用****
「年末調整控除申告書作成用ソフトウェア」は、年末調整申告書について、従業員が控除証明書等データを活用して簡便に作成し、勤務先に提出する電子データ又は書面を作成する機能を持つ、国税庁が提供するソフトウェアです。
本ソフトウェアを令和2年10月にリリースするに当たり、本ソフトウェアの導入を検討している方やソフトウェア開発業者向けの動作確認用として、プロトタイプ版の仕様を公開いたします。

項番 資料名 データ形式:容量 更新月
1 公開に当たっての留意事項
(最初にお読みください) PDF形式:100KB 令和2年3月31日
2 年末調整控除申告書作成用ソフトウェア(プロトタイプ版(Ver.0.9))

https://www.nta.go.jp/users/gensen/nenmatsu/nencho.htm
**********引用終わり****

仕方ないので (国税庁課税部法人課税課宛)インストールマニュアルの不備について指摘しておくことにしました。

【指摘内容】

Ver.0.9インストールマニュアルでは下記の記述で終わっています。

*****
4.「Add-AppDevPackage.ps1」ファイルをマウスで右クリックし、「PowerShellで実行」をクリックする。
*****

マニュアル表記のこの作業後CordovaApp.Windows10_2020.0.0.0_x64.appx」を実行しなければ私のWindows10環境ではインストールは始まりません。

開発者にとってこれ普通のことなのかもしれませんが、それなりにPCを使いこなしているはずの「ソフトウェアの導入を検討している方」には意味不明。

リリース文の説明を読む限り、税理士事務所などが確認のためにインストールすることが想定されるところ、あまりに不親切ではないでしょうか?

と思うので。国税庁の nencho@nta.go.jp (国税庁課税部法人課税課宛)に問い合わせしています。(他にも誰かヒトバシラになって欲しいので・・)。

 

弥生会計のデータはどこ?

 弥生会計のデータがどこに置いてあるか確認しましょう。下記が標準的なあなたのパソコンへの保存場所です。
https://support.yayoi-kk.co.jp/subcontents.html?page_id=17754
 もしかしたら弥生ドライブに置かれたデータを平素編集・閲覧していませんか?
 上記の意味が不明な方はサポートに「私の弥生会計のデータはどこに保存されているの?」と確認してくださいね。
 弥生ドライブにデータを置いているのにその意識がない場合、次のようなことが起こりえます。
 ノートパソコンで弥生会計を操作した画面を閉じないまま、誰かに教えを請おうとパソコンを持ち出して、外出先でインターネットに繋げない場合。一度そこで弥生会計を閉じてしまうと、クラウドに保存した自分のデータにアクセスできなくなる。
 この状況のやっかいさは。外出先では一度弥生会計を閉じない限り、インターネットに繋がっていなくても普通に操作ができてしまうということです。
 その状態で編集を重ねてしまうと、入力は無駄になるのか?というとこれまたそうでもない・・。自宅に戻ってインターネットに接続されたときに、未接続で編集した行為は弥生ドライブのデータにインターネット経由で書き戻される・・的な。
 いずれにしろ結構な頻度で弥生ドライブにおいてあるデータを操作していう方にその意識がない状態を目の当たりにしていますので。
 この時期要注意です。

Money Forward MEを補助的に使う

Money Forward MEを試しに使ってみています。

あえていうと「クラウド会計ソフトが不便だと感じて使うのを避け始めたから」です。

何が便利だというのだろう?あれって・・と考えてみると、現状は預金やクレジットカード明細を取り込めると言うことだけと感じる。

それなら弥生会計だって自動取り込みした仕訳をPC版ソフトに取り込める。これはMoney Forward クラウドのような取り込みがスムースなサービスには劣っている部分があると現状感じるものの、そのほかの修正処理のしやすさや入力スピード、データを閲覧する際のスピード等圧倒的に中小企業の申告や会計を扱う上では便利と感じる。

そこで弥生会計デスクトップ版+スマート取引取り込みに一周回って帰ってきて思うのは、手元で電子マネーの残高や諸々が手軽に確認できるMoney Forward MEを補助的に使うと便利だと言うこと。

補助的と言うのは、この手のサービスが数年後に残っているかどうかわからないし・・という意味を含めてまだ評価が固まりきっていないからですが。便利なのは確かです。

 

 

 

freeeなどのクラウド会計よりも弥生会計のデスクトップ版が優れている場合

 freeeなどの・・には弥生のオンライン製品も含めてですが。
 クラウド会計がもてはやされた風潮が沈静化して、結局パソコンで弥生会計の方がいいねと落ち着いてきた感じがする。
 もちろん。情報通信の世界でクラウド化の大きな波は止まらないけれど。中小企業の会計や税務申告でfreeeなどがアピールしているポイントは的が外れている気がする。
 とにかく「自動で預金取り込みなどができる」と勘違いしてやりっ放しな人が多いのに辟易。
 後始末できないのに中途半端に会計ソフトに預金やカード使用明細を取り込んじゃダメなのである。
 freeeなどを使ってクレジット明細などを自動取り込みして何がいけないのか?と思う方への試金石は次の視点だと思う。
 「毎月の制度会計上の試算表をきちんと確認できてますか?」
 この意味がわからなくて、単にクラウド会計ソフトに自動連携で何かがイイカンジで行われていると思っているなら「即使用を見合わせる」ことをおすすめしたい。
 やめなさいと言うだけでは芸がないので。提言を。
1.会計ソフトはPCのデスクトップ版にする
2.口座やクレジット、プリペイドカードの管理・確認はMoney Forward MEにする
 1.では預金自動取込ができないじゃないかとお考えなら、弥生会計や今時のその他のPC版ソフトはできますので。確認を。
 データもクラウドにおけたりするわけだし。そもそも決算書やその他の修正処理までを考えると「クラウドのもっさり環境でやってられない」ことを理解していただきたい。
 そこで2.なのですが。
 Money Forward MEや類似のソフトで口座等管理できればそれで十分な人多い気がします。だから1.+2.で行ったら何かと幸せだと思うのです。
https://moneyforward.com/

弥生のスマート取引取込とモバイルSuicaの連携

弥生のスマート取引取込とモバイルSuicaの連携・・この組み合わせだと必ずエラーメールが届くようになったのでサポートに教えていただきました。
回避する方法は結局モバイルSuicaの自動更新をOFFにすること。私はこれで問題ないです。
補足すると。定時に自動取込の設定がしたい場合でも、モバイルSuicaは完全に自動にはできないということなのですね。現時点ではですが。
 弥生のスマート取引取込は自動取引取込で次のような設定項目があります。
1.自動取込する時間帯の設定(全口座共通)
2.口座毎に自動取込をするかしないか(口座毎)
3.口座の自動取込をクラウドシステムに任せるか、ユーザのデスクトップソフトに任せるか
 モバイルSuicaは必ず「ユーザに文字入力を促してくる」ようで、これがクラウド版では対処できない。
 そうかといってデスクトップ版でいちいち定時に秘密の合い言葉のようなものを聞かれるのも面倒。
 幸い?自動取込の時間帯は全口座共通だけれど。自動取込のON・OFFは口座毎に設定できるので、モバイルSuicaはOFFが無難。月一手動で取り込めれば私はオッケー。
何より。はやり廃りで会計ソフトを選択するわけにはいかないので。普及していて定評ある弥生会計の製品群がフィンテックの時流に遅れないように。今後も機能を磨いていってくれることを期待します。

クラウド会計だからカンタンって思っていませんか?

この時期本当に思うのですが。
クラウド会計だから自動で帳簿ができてカンタンって思ってませんか?
ほとんどの方は自動で帳簿ができあがると思っているのですが「それはあなたのためにならない誤解」です。
会計基準(零細企業から上場企業まで微妙に異なる基準が存在しますが)にそった計算書類に「誰が後始末してくれるの?」ということです。
ここで、クラウド会計が自動で預金取込などしてくれるのだから、ちょっとの作業でいいんじゃないの?
いいえ、違います。
ちょっとの作業でなんとかなるというのは、正確には「最終的に申告資料になるようなちょっとの気遣いで平素から設定・運用していれば」なんとかなる・・のです。
だから、あなた又はあなたの身の回りの人が無責任に「クラウドで自動生成したデータだから確定申告カンタン」と思って保持しているデータは、多くの場合無責任なやり散らかし放置データである可能性大なのです。
プロが最初から設定管理したらクラウド会計ソフトってそれなりに便利な部分はありますが。
初心者の方が「いやー銀行残高も自動取込でクレジット使用履歴も確認できる、資金繰りも見られるし・・」と思って見ているそのデータは多分そのままでは申告に対応できませんよ。
「クラウド会計だからカンタン」
「一流企業も採用」
踊らされてませんか?

弥生会計の仕訳一括置換で消費税コードを修正したい場合

消費税が増税されて暫く立ちました。

消費税コードを間違えて沢山仕訳入力してしまった方もおられるでしょうか。

例えば下記のように消費税コードを設定して、同様の仕訳を大量に入力した場合。売上を全部(課税10%)の消費税コードに修正したいとします。

(借方)現金***(消費税対象外)/(貸方)売上***(消費税非課税)

知らなかったのですが、このような修正を仕訳一括置換設定で消費税コードを指定して行うことができないんですね!

置換で消費税コードを指定して修正しようとすると、借方の現金までも同じ消費税コードにされてしまう。

とりあえずこうすれば良いのかな?

  1. ダミーの科目売上Zなどを作成して科目設定で望む消費税率を設定する
  2. 仕訳一括置換で科目を指定して設定する・・上記で売上を売上Zという科目に置換するように設定
  3. 上記の設定の際に「置換後の科目設定に合わせて税区分を再設定する」にチェックを入れる
  4. 売上Zに一括置換して消費税コードを望みのものに一括変更する
  5. 再度、売上Zから元の売上という科目に一括置換する

・・・面倒くさい・・ですよね・・。

令和2年2月17日(月)時点での仕様ですので。改善があるかもしれません。

弥生会計の補助科目軽減税率設定

令和元年10月1日より軽減税率が適用される場合の弥生会計の設定ですが。

https://support.yayoi-kk.co.jp/subcontents.html?page_id=18465&grade_id=Pro1U

弥生会計20では上記のリンク先ヘルプのように、補助科目に税率が設定できます。

自分の会社は軽減税率品を扱わないんだよ・・という場合も経費・・特に交際費の場合は食料品を購入したのなら軽減税率で入力してください。

弥生会計20なら「交際費科目の補助科目(香典等)には消費税対象外設定に」「交際費科目の補助科目(食料品等購入費)には軽減税率設定に」とすることが可能です。

古いバージョンだとこの設定ができないことがありますので、ご注意を。

一周回って

ここ暫く、クラウド会計ソフトなどをいくつも試してみました。

一周回って辿り着いた結論(暫定ですが)は。

  • 中小企業に限って言うとやはり安くてユーザが多いものを選択するのがベスト
  • クラウドやフィンテックという視点は会計より上位の基幹システムメセンで見るべき

後者に関してですが。

クラウド経由でAIなどを駆使して企業データを有効活用する時代に遅れてはいけないと思う場合。日本の会計ソフトメーカ主導の会計ソフト目線で見ていてはだめなのでは?という意味です。つまり「来たるべき高度な会計システムに備えて」などという高尚な視点でモノを見ようとするときに「弥生なのかfreeeなのかMFクラウドなのか・・」というのは的が外れているのではないかと。

だから。

まず、シンプルに会計ソフトとして廉価でユーザ数が多く、10年後も会計ソフトを手がけていそうな会社のものを使うので良いのでは?

私は弥生をメインにしていきます。もちろんソリマチでも勘定奉行でもいいと思いますが。クラウドの時代だから***っていう謳い文句に踊らされないでくださいね。

MSやSAPその他がどういうふうに大企業に浸透しているのか・・大塚商会さんのシステムも・・という視点を平行して持ち、勉強は続けます。